ベラ・ハディッドがお祝い 「タグ・ホイヤー」が銀座に世界最初の次世代ブティック

タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は4月9日、東京・銀座に移転オープンしたフラッグシップストアのオープンを祝い、モデルでアンバサダーのベラ・ハディッド(Bella Hadid)を招いたオープニングセレモニーを開催した。

ベラは、ギンガムチェックのミニワンピ姿で登場。自身の限定モデル“タグ・ホイヤー リンク レディ ベラ・ハディッド エディション”を身につけ、歌舞伎俳優の中村獅童、ジャン・クロード・ビバー(Jean Claude Biver)LVMHウォッチ部門プレジデント兼タグ・ホイヤー最高経営責任者(CEO)と店舗の前で鏡開きを行った。

移転したブティックは、新コンセプトストアの世界1号店。大きな特徴は店舗のディスプレイにタッチするだけで自分だけの1本を作ることができ、その時計がディスプレイから瞬時に現れる“コネクテッド什器”。ケース、ベゼル、文ベルトなど、時計を構成するパーツを「モジュール」と呼び、それを組み合わせることで無限のパーソナライゼーションを提供する「タグ・ホイヤー」ならではの店舗だ。選んだモデルは自身のモバイル端末に転送可能で、追ってウェブで購入することも可能だ。ビバーCEOは、「“モジュール・ブティック”に販売員はいらない。少なくとも、接客は最初からマストではなく、助けて欲しい時だけ呼ぶことができる。夏にはニューヨーク、秋にはロンドンに同じコンセプトのショップをオープンするつもりだが、トーキョーが最初。トーキョーは、なんでもナンバーワンだ!」と笑い飛ばす。

ベラは、「時計に気軽に触れられるし、購入も簡単。自由に選べるのも面白い。私の時計は、とってもゴージャス!ダイヤモンド、大好き!」と話した。

サンエー・インターナショナルからファッションビル向け新ブランド

サンエー・インターナショナルは2019年春夏、「アドーア(ADORE)」から派生したファッションビル向けの新ブランド「ル フィル(LE PHIL)」をスタートさせる。“クリーン”“コンフォート”“クチュールシップ”をキーワードに、「アドーア」よりも手頃な価格帯で高品質・高感度の日常着を提案。肌ざわりのいいシルクやリネンの天然素材と、シワにならない機能素材を用いたウエアの両方をそろえる。セレクトショップのバイヤーなどを経験した黒木麻里子ディレクターと、同社で「アドーア」をはじめとするさまざまなブランドのデザインを担当してきた田中宏幸デザイナーが手掛ける。ブランド名の“フィル”はラテン語で“愛する”を意味する接頭語で、“アドーア”が英語で“敬愛する”という言葉であることにもちなんでいる。

19年春夏のカプセルコレクションでは、接触冷感の加工を施したコットンのカットソー(6500円)やシルク100%ニット(1万9000円)をはじめ、「トーマスメイソン(THOMAS MASON)」の生地を使用したシャツドレス(2万9000円)、ポーチに入れて持ち運び可能なパッカブルのトップスとスカートのセットアップ(2万9000円)、リネンとシルクのボンディングコート(3万9000円)など40型をラインアップする。

価格帯はジャケット2万9000〜7万9000円、アウター3万9000〜15万円、ブラウス1万6000〜5万9000円、カットソー6500〜2万9000円、ニット8900〜4万9000円、ボトムス1万6000〜8万9000円、ドレス1万9000〜8万9000円など。

3月上旬にオンラインショップを開く他、ブランドのお披露目の場としてポップアップショップ出店を3月7〜20日はニュウマン新宿店、5月2日〜は玉川高島屋S・Cで開く予定だ。来季の19-20年秋冬に本格デビューを目指す。

黒木ディレクターは「食では高品質でコスパ感のあるものを好み、洋服も素材に凝った“いいものを着たい”という女性が増えている中、ラグジュアリーブランドの上質な服は高級で手が届かない人は多い。ファッションビル系のブランドで“上質でエレガントでありたい女性に寄り添うコスパブランド”の需要を本気で突き詰めているブランドがなかった」と語る。

「ボタンが夢を留めてくれた」 宮園夕加がボタンデザイナーになるまで

服全体の印象を左右もするし、服の機能を完成させるためにも必要なパーツだが、ベテランのデザイナーでもブランドやメーカーの名前をよく知らない資材がある。ボタンだ。服のデザインや仕様を決める際の優先順位は、いつも一番後回し。だから納期は短く、なぜかついでに価格も叩かれやすい。似たような製品としてファスナーがあるが、こちらは世界中に年間100億本を販売する巨大企業YKKが、ファスナーの存在感をしっかりと引き上げている。

だが33歳のボタンデザイナーの宮園夕加は、早くも高校生のときにボタンデザイナーになることを決めたという。宮園の人生を決めたのは、高校生の時に聞いた洋裁が得意な祖母の「最後に端切れを持っていって手芸店でボタンを選ぶ瞬間が一番楽しいのよね」という一言だった。栃木県の進学校に通っていた宮園は、「当時ファッションが好きだけどお金のない私は、『ユニクロ』の服をボタンだけ変えてオシャレをしていました。ボタンひとつを変えただけで、服がこんなにも変わる。祖母の言葉にハッとしました」。高校生の宮園はボタンデザイナーの道を選ぶことを決めた。

東京の女子美術大学のファッション造形学科に入学。「ボタンデザイナーになるために、まずはファッションを知ろう」とファッションデザインを学んだ。だが大学3年生のときに、父の事業が失敗。授業料が払えなくなって、退学に追い込まれそうになる。「無理かなと思ったけど、奨学金を借りて、親戚のおじさんの愛人のボロボロのアパートが空いているというのでそこを補修して住み、空いた時間はすべてアルバイトに費やしました。アパートの下は飲食店で虫もたくさん出た。家族もお金のことでバラバラになった。でもそんな毎日でもボタンデザイナーになりたいという夢が、つらい生活を支えてくれました」。

大学卒業後は、ボタン卸をルーツに持つアパレル資材商社の清原に入社。ボタンを中心に服飾パーツの企画職を10年間務めた。「ボタン作りの多くを教えてもらいました。日本だけでなく、韓国や中国の工場にも行かせてもらったし、“工業製品としての服”のパーツであることを叩き込まれました。ボタンは服と一緒に洗濯するので素材の強度や色落ちしないことがとても大事なんです。ただ可愛いだけのボタンじゃ意味がない」。ボタン作家ではなく、ボタンデザイナーを自称するのもそうした意味を込めているのだという。卒業生を対象にした女子美のコンペで1年間ミラノに行ける“ミラノ賞”を受賞したときも、清原は宮園の1年間の休職を認めてくれたという。「本当にいい会社で、感謝しかありません」。

それでも退職を決めたのは、ボタンに関わる業務がどんどん減っていったためだという。ボタンを含め30万SKUものアイテムを扱う清原では、祖業といえどもボタン作りに関わる業務はごく一部に過ぎない。「いまの服飾資材の商社は、商品を右から左へ流すだけでは、いくら膨大なアイテムを扱っていても商売になりません。企画職の仕事はファッショントレンドを踏まえ、取引先のニーズに沿った服飾資材をトータルで提案すること。数年前からはスポーツがトレンドになり、そうした提案商材の中にボタンがなくなることが増えてきた。清原のような商社からしたら、ボタンがないと仕事のモチベーションが上がらないなんて正直意味不明だと思うので、本当に申し訳なく思っています。ただ、振り返ってみると在職中も私のボタン愛が強すぎて、若干浮いていた気がします(笑)」。

初の個展では、祖母の名前を付けたボタンブランド「スミエ(SUMIE)」をスタート。これまで宮園がデザインしてきたボタン、約30アイテムを展示する。「ボタンは服に付いて初めて完成品だと思っているので、これはあくまできっかけのようなもの。これで完成ではなく、デザイナーさんやブランドの意見によって修正しようとは思っています」。ボタンデザイナーの仕事もまだ手探りだ。「ボタン作家さんはいても、ボタンデザイナーなんてたぶん私しかいない(笑)。なので、働き方も自分で考えないと。ボタンメーカーや卸のようにアイテムあたりの単価で仕事を請けていたらたぶん生活ができません。やり方が正しいのかはわからないけど、ボタンのディレクターやコンサルタントのような形で仕事を作っていきたいと思っています」。

今後の目標はボタンの地位向上だ。宮園は、ボタンコレクターや日本で唯一のボタン専門の博物館「ボタンの博物館」の金子泰三館長らで構成する「日本ボタンソサイエティ」のメンバーの一人だ。「ファッション業界はボタンの扱いが雑すぎる。清原にいたときはテキスタイルメーカーがうらやましくて。清原在職時に『プルミエール・ヴィジョン』に出展させてもらったり、イタリアのボタン工場で働いたりしましたが、やっぱりラグジュアリーブランドはいいボタンを使ってますよね。ボタンだって重要なファッションアイテムの一つだってことは誰もが分かっている。その地位向上に少しでも貢献する。それが最終的な目標です」。宮園のボタンデザイナー人生は、まだ始まったばかりだ。

土屋太鳳が着る、「アシックス」の2019春夏コレクション

アスリートからスポーツビギナーまで、全ての女性が美しく強くいられることを応援する「アシックス」が、2019年春夏シーズンに打ち出したスローガンは「ブレイクスルー」。女性たちが“壁を破って”、より健康的な生活を送れるようにプロダクトやサービスでサポートする。2017年秋冬シーズンからブランドアンバサダーを務める女優の土屋太鳳と共に、2020年のオリンピックイヤーに向けて歩みを止めない女性の挑戦を支えていく。

自由な動きをかなえる スペック重視のスタイル

中に着たブラトップ&タイツは、四方向にストレッチが利く構造。ミッドソールにゲルをちりばめたクッション性に優れたスニーカーと、「GEL-COOL2」プリントを搭載した肌触りのいいコットン混のタンクトップが、運動時の身のこなしをバックアップする。

サイドに縫い目がなく肌に優しいパーカは、ストレッチが利いた柔らかい素材で体にフィット。統一感のあるブルーカラーでまとめたすがすがしいコーディネートに、裾にメッシュ素材をレイヤードしたホワイトのトップスで軽量感をプラスして。

独自の研究開発から生まれた、高機能アイテムが今季も続々登場

ライン状に施された「GEL-COOL」プリントが汗を吸収して膨らみ、肌と生地の間に空間をつくり出し、これによって空気を通りやすくする。また、プリントには熱を伝えやすいゲルを使用しているため、肌に触れるとひんやりとした清涼感を得ることができる。2019年春夏シーズンにアップデートされた「GEL-COOL2」プリントは、形状の変化によって肌との隙間がさらに大きくなり、衣服内冷却効果がより持続。より涼しくなり、快適さを追求した。

通気性のいいメッシュをサイドにあしらったタイツは、ジップ付きポケットが機能的 2.腕を大きく動かすアクティビティーに適し、ずれにくさを追求して2018年度グッドデザイン賞を受賞したシームレスのブラトップ 3. 袖・肩・背中にメッシュ素材を配した、ウエストを絞らないボクシーラインのトップス 4.運動時に痛みの出やすい腰・太もも・膝・ふくらはぎのサポート性を強化したタイツ 5.背中の内側にアップデートした「GEL-COOL2」プリントを施し、清涼感を得られる1枚

理想のスタイリングが叶うオンラインストア、garden by valmuerに注目

今春、表参道にオープンしてからファッショニスタ達の癒しの空間となったニュースタイルコンセプトストア、Valmuer(ヴェルムーア)がヤングファッションシーンへ送るオンラインストア『garden by valmuer(ガーデン バイ ヴェルムーア)』を8月1日にオープン!

クリスティン・ウェイがディレクトするValmuerではAlexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)、Chloe(クロエ)、VERSUS VERSACE(ヴェルサスヴェルサーチ)などハイエンドなコレクションを厳選。 ヤングカジュアルシックをテーマとするgarden by valmuerでもウェアはもとより、トータルコーディネイトで提案するアイテムがラインアップに登場。ハイセンスなセレクトでネクストアイコンショップとなる予感☆

さらにオンラインストアのローンチを記念して、8月1日にValmuerにてgarden by valmuerのリアルショップを1日限定オープン! 当日はイメージモデルの逢沢りな&時田愛梨のトークイベントも開催するから、ライフスタイルをエンジョイするヒントをゲットできちゃうかも♪

ワンピース ¥12,000、バッグ ¥7,980
ニットトップス ¥4,900、パンツ ¥4,900、アイウェア ¥2,100、ショルダーバッグ ¥7,980、シュ-ズ ¥6,300

garden by valmuer Opening Event
@ Valmuer
add. 東京都渋谷区神宮前5-2-7 表参道オーサキビル2F
tel. 03-6427-2818
※ト-クショ-は19:00 – 19:30